さて、行って来ました博品館。博品館劇場って初めて行ったのですが、思ったよりこじんまりした
会場でした。

開演前には登場ヒーローの主題歌が流れます。観客席は小さな子供ばかり、会場のあちこちで
一緒に歌う声がしていて可愛らしかった♪

撮影･録音禁止のステージでしたので、例によってＶＰＱの記憶のみで書かれています。
多分あちこち間違っています、色々脳内補完していますがご了承ください。

第１幕

舞台は３３年前の地球。

その頃の地球はエースによって護られていた。ベムラーと戦い、なんとか倒すエース。
傷ついた身体を起こすエースに、ウルトラの父と母の声が届く。
エースはウルトラの星に戻り、地球は代わりにウルトラマンとセブンが護る事になった。
去るにあたって、地球の子供達にメッセージを残すエース。
優しさを忘れないで、例え何百回裏切られたとしても……
　　　　＊スクリーンに1９７３年と大きく映写され、タイトルがあらわれる…すぐに何か解るほど詳しくないので
　　　　　ちょっと慌てました。エースのタイトルってこんななんだとか思ってる始末（＾＾；）
　　　　　長い戦いで傷つき疲れ果てたエース、怪獣を倒すのもやっとの事。横倒しになった体勢から
　　　　　光線を放ち、更にとどめの光線。光線の名手らしい戦い方です。
　　　　＊エースのメッセージ、もしやと思って調べてみたらやっぱりTV版の最終回で残したメッセージ
　　　　　だったのですね。ちょうど出たばかりの講談社のウルトラマン本に載ってました。タイムリー。
　　　　　戦った怪獣も最終回のかしらと調べてみましたが、さすがにそれは無かったよう。
　　　　　…多分ベムラー。間違ってたらごめんなさい。

お姉さんが登場し、舞台が３３年前であることを説明。
ウルトラマン、セブン、ジャック、エースと順に地球を護ってきた戦士を挙げる、次に来るのは？
会場が答えるように次はタロウ…なのだが、タロウが一人前の戦士になるにはもうほんのちょっとだけ
時間がある。そのときのエピソードだと説明するお姉さん。
　　　　＊すらすらとウルトラ戦士の名前をあげて行くお姉さん、会場も大きな声でタロウと答える。皆詳しいなぁ(^^;)　
　　　　＊時間を遡って、過去の物語を見せる。しかも、タロウの物語。思ってもいなかった展開に驚きました。

お姉さんを突然襲うレッドキング！

そこへウルトラマンとセブンが登場。レッドキングと戦う二人だが、何故か以前に倒したときより
強くなっていて苦戦する。そこへタロウが突然飛び込んできた！
二人を押しのけ、タロウがレッドキングに光線を打ち込んでとどめを刺す。
　　　　＊突然飛び込んできたタロウ、セブンの手を振り払ったり、邪魔だとセブンを押しのけたりと
　　　　　協力の意志を見せません。１人で出来るんだと張り切るタロウ、若いな〜。
　　　　＊一方でお姉さんをかばったり、逃げるよう促したりと気遣うウルトラマン、タロウと対照的に
　　　　　大人な対応を見せています。

使命を受けていないのに地球へ来たタロウをセブンが叱る。
お姉さんを巻き込むところだったと叱られても、そうならなかったじゃないかと口答えするタロウ。
もう自分にも出来る、地球を護る強さは備えていると言い張るタロウに、惑星を護るために必要なのは
力だけではない、何が必要なのかは自分で見つけ出すようマンが戒める。
タロウ「なんだよ、けち！」
認めてくれない二人に反発し、飛び出していくタロウ。
怒るセブンをマンがなだめる。
タロウもきっと戦士として必要なことを理解する、あの人達の子供だから、と。
　　　　＊や〜新鮮だ♪子供っぽい口調で反抗し口答えするタロウ、終いには「けち！」ですよ　もう
　　　　　ホントに子供なんだから(^_^;)　実はおにーちゃん達への甘えもありますよねぇ♪
　　　　　セブンよりちょっと背が高いのも、ナリばかり大きくて大人になれてない様子で微笑ましい♪
　　　　＊そんなタロウに対して言葉を荒げるセブン。タロウばかりでなく、セブンもやっぱり
　　　　　まだ若いんですねぇ♪
　　　　　何しろ二人称がお前です、他の後輩達より関係が近い分、叱り方もきつくなっちゃうのかな。

その頃、ゴース星人のシルバーが地球にやって来ていた。
こそこそしているシルバー、パンドンと遭遇してしまう。
暴れるパンドンを、飛び込んできたタロウがあっさり倒す。
タロウ「僕の何がいけないって言うんだ！」
感心するシルバー、だがタロウに地球侵略に来たかと疑われて追っかけっこになってしまう。
　　　　＊パンドンに飛びついてその勢いで投げを打つタロウ、変わった動きで驚きました。
　　　　　 …多分パンドン。手足が機械化されてましたが多分パンドン。間違ってたら(略
　　　　　ベムラーにレッドキングにパンドン、と３３年前という時代考証を考えたメンバーになってるんだと
　　　　　思います。…自分に知識がないと、こういう時合ってるかどうか分からないのが寂しい。
　　　　＊ゴース星人、スポーツウェア？ラフな格好で年若いことを表してます。
　　　　　逃げるゴースと追うタロウ、コミカルな動きに会場も大笑いでした。

しばらくの追っかけっこの末、ようやく誤解だったと認めるタロウ。
「地球を護りに来たんだな、俺とそんなに年も違わないのに凄いなぁ」とシルバーに褒められた
タロウは正直に告げる、まだ半人前で地球を任された訳ではない事を。
自分の父はウルトラ警備隊の大隊長で、自分はいつまでも半人前扱い。
たくさん怪獣を倒せば認めてもらえるかと思って地球に来たが、倒しても認めてもらえなかった、と。

シルバーもタロウに自分の境遇を語る。
ゴース星が大爆発を起こして住むところを探している。シルバーの父は一族のリーダーで、
先住民を滅ぼしてでも星を探そうとしていると。
だがシルバーはその考えには賛同できなかった、侵略するのではなく誰もいない星を探して
住めばいいと考えていたのだ。
父のやり方に反発して飛び出してきたんだ、と語るシルバー。
二人は心を通わせ「お互い大人を見返してやろうぜ」と拳をあわせる。
　　　　＊年も違わない、って一体いくつなんだ君達(笑)　　

突然、３体の怪獣が甦って襲ってきた！
先ほどより強くなっている敵、しかも倒しても倒しても甦る敵に苦戦するタロウ、突然現われた闇の者に
連れ去られてしまう！それを追いかけようとするシルバーを闇の者が止める。
闇の者「ゴースのくせにウルトラマンの味方か」
あっさりと倒され、放置されるシルバー・・
　　　　＊黒いマントに黒いローブ、大きな赤いオーブを付けた杖（…杖というより矛？）の闇の者。名乗ってないので
　　　　　暫定的にこう呼んでおきます。怪獣達を率いる首謀者の登場です。
　　　　＊杖を突きつけられのけぞるゴース、体やらかいな〜。

怪獣が現われたのはこの辺か、と現われるマンとセブン。二人にタロウのピンチを訴えるシルバー、
そこへ闇の者に率いられた怪獣が現われる！再生怪獣は甦るたびに強くなると笑う闇の者。
タロウ「なんで来たんだ、一人で戦える！」
気遣うウルトラマンに対して虚勢を張るタロウ、だがダメージは大きい。
一斉に襲い掛かる怪獣達、タロウとシルバーをかばって戦う為苦戦するマンとセブン。
何故そんな戦い方を、もっと楽に倒せる筈だと叫ぶタロウに、戦いに勝つことより護ることが
大事なのだと二人は身をもって教える。
タロウ「わからないよ！」
　　　　＊立ち上がれないタロウをかばって、怪獣二体を押さえ込むウルトラマン。その背中にタロウが叫びます、
　　　　　まだタロウには二人の気持ちはわからなくて…まだ精神的に子供で「護られる側」なんですね。
　　　　　またにーちゃん達が甘いんだ、タロウを心配してシルバーに気色ばむセブンが良いんだ♪

じきじきに手を下す、と闇の者がタロウに襲いかかった！
タロウをかばって刺されるシルバー、タロウの腕の中で事切れる…友の死に怒りに燃えるタロウ！
　　　　＊怒るタロウが闇の者に飛び掛る、それにかぶさって｢許さない｣とお姉さんの声が…
　　　　　誰が出てきたのかと一瞬ぎょっとしました(^_^;)　
　　　　＊子供達も大きな声で声援を送り、いよいよ最後の戦いです！　

ようやく「護るための戦い」の意味を理解し、真の力に目覚めたタロウと、ウルトラ戦士達の反撃が始まる！
倒しても倒してもより強さを増して復活する怪獣達。怪獣達を甦らせている力の源、闇の者が持つ杖を
セブンが打ち壊し、一気に光線を打ち込んで怪獣達を倒した！
　　　　＊ここら辺の展開早かったな〜。
　　　　　あまりにあっけなく進行したので、２回目はちょっと拍子抜けしました(^_^;)　見せ場じゃん〜。

力は壊す為ではなく護る為に使われるのだ。
その事に自力で気づいて欲しかった、とタロウに告げるセブン。
だがその為に払った犠牲は大きかった…友の死を嘆き悲しむタロウ。
そこへウルトラの母が現われる。
今のタロウならば、ゴース星人を甦らせることができる…母の導きでタロウはリライブ光線を放つ。
リライブ光線は傷を癒し甦らせる力。ゴース星人は元気な姿を取り戻す。
　　　　＊悲嘆にくれ、ずるずる崩れ落ちるタロウが(;_;)　ウルトラマンもセブンも冷たいよ(;_;)
　　　　　現われた母さんに呼びかける、助けを求めるその声音がまた可愛いやら愛おしいやら。
　　　　＊リライブ光線について知りませんでしたが、母の息子なんだからこの能力もアリなんだろうなと
　　　　　思って見てました。で、おうちに帰って調べました。OKOK。一つ賢くなりました。

そこへ父も現われる。
大切な者を護りたいという心があれば大丈夫、とタロウに地球警備を命じる。
　　　　＊母登場、続いての父登場に会場がどっと沸きます。父登場には驚いた(^^;)　
　　　　　警備隊大隊長として指令を与えた後、よくやったな、とタロウを誉める父。
　　　　　タロウに対して父親の表情を見せた後、咳払いしてマン達に向き直る様子がほほえましい♪
　　　　＊おにーちゃん達もすっかり見守りモードです。やーもー微笑ましいったら♪

地球を護る決意を固めるタロウ、その姿に勇気を得たシルバーも、父親を説得する為に帰っていく。
逃げていては駄目だ、自分が変えてみせるとタロウに誓うシルバー。
二人は拳を打ち合わせ、それぞれの道へと別れる……


闇の者の企みは潰えたかに見えた、だが、何者かがリライブ光線の力に目をつけ狙っていたのだ…


こうして、タロウは私達みんなの知る優しく強い戦士になって地球を護った。
更に時は流れ、多くの戦士が地球を訪れ護り続けた。
そして現在、2005年へと物語の場面が移る……

第一幕終

というわけで、１０分間の休憩です。
てっきり、全国で開催されているライブステージと同じものだと思っていました。ので、
ショーが始まったときは驚きました。お歌のコーナーじゃなかったっけ？って。

いやでも　過去話、萌えました〜、新鮮でした！
タロウ若いしやんちゃだし、反抗期で甘えたで可愛かった〜♪はねっ返るタロウに手を焼きつつ
心配するセブンも良かった〜、さすが従兄弟同士だな〜とわくわく萌えてしまいました♪
（従兄弟同士　は公式設定ではないんだそうです…Oさん、教えてくれてありがと〜♪）

ウルフェスで昭和組を主役にしても、みんなもう大人になっちゃってるから落ち着いてて
ここまでのはっちゃけ振りは見せてもらえないんですよねぇ。

エースのタイトルに最後のメッセージ、そして怪獣達のセレクトなど。乏しい知識を総動員して
考察しましたが、多分、私が気がついてないオマージュがあったかと思うのです。
色々勉強中ではありますが、何しろウルトラ世界は奥が深すぎて…元ネタを知っていたらきっと
もっと感動できるのだろうな、とは思うのですがいかんせん勉強不足です。
ですので、「私の」フィルターを通したレポートですがどうかご容赦ください。

というわけで第一幕でした、そして第二幕へ続きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2005.06.29up